ISOのマネジメントシステムを統合しました

2023-06-29

 

ISO9001(QMS)とISO14001(EMS)のマネジメントシステムを統合し、
統合したマネジメントシステムで認証を更新しました。

 

これまではISO9001とISO14001 の2つの認証を保有していました。時間と工数をかけて統合する必要があるかとの議論もありましたが、前身の会社のシステムをそのまま引き継いだため不必要な規定も多く、現在の企業活動とは合わない部分もありました。

最終的には経営者の判断でISOの統合を決定し、構想から企画、計画、更新審査まで約2年かかりましたが実現することができました。

 

     

PLAN/計画

  • ISO9001(QMS)とISO14001(EMS)のマネジメントシステムの統合を計画
  • 目的:①ISO維持費用の削減、②システムの簡素化、③運用コストの削減

① ISO維持費用の削減
ISO9001とISO14001を別々に審査を受けていましたが統合審査により審査対応と審査費用が1回で収まります。

② システムの簡素化
長期にわたりISO認証を維持してきたためシステムが複雑になり規定類が増えてきていました。
そこで、ISOが求める要求事項の原点に戻りマニュアル、規定類の全面見直しを行うことにしました。
③ 運用コストの削減
システムを簡素化することで必要な活動を明確にし、不要な作業は廃止し、規定類も減らすなど運用に係る工数削減を行うことにしました。

DO/実行

通常業務を行いながらISOの規定類を見直すことは限られた人員の中では困難であると判断しました。

そのためコンサルに入っていただき、マニュアルの作成、規定類の見直しを実施しました。

①文書作成:品質方針・環境方針、マニュアル作成
②既存の規定類、帳票の整合性確認、追加、修正、廃止
③導入・運用

 

CHECK/評価

内部監査、マネジメントレビュー、外部審査を通して新しいマネジメントマニュアルの有効性を評価しました。

 

ACTION/改善

パフォーマンス分析、評価の結果から必要な取り組みを実施しました。

最後に

ISO9001/ISO14001の統合マニュアルによる更新審査が2023年5月に実施され、認証を更新しました。

マニュアルの統合は簡単ではありませんでしたが、目的を共有し社員に理解してもらうことで実現できました。

今後も引き続き、更なる品質向上と環境影響の持続的な改善、顧客満足度の向上を目指し取り組んで参ります。